2階に洗面所を設けることは可能?費用はどれぐらいかかる?

2階に洗面所を設けることは可能?費用はどれぐらいかかる?

リフォームは、古くなったものを新しくしたり、修繕したりするだけでなく、生活をしていく中でより使いやすいように、また家族構成や生活スタイルの変化に伴って間取りを変えたり新しい設備機器を取り入れたりすることもリフォームのひとつです。

そんな、生活スタイルに合わせて行うリフォームとして、「2階に洗面化粧台を新設したい」という依頼は少なくありません。しかし、新たに洗面所を設けること、しかも2階に作ることは可能で、問題はないのか、もし可能であれば費用はどれぐらいかかるのだろうかと思っておられるかもしれません。そこで今回は、2階に洗面所を設けるリフォーム工事にスポットをあてて、ご紹介したいと思います。

2階に洗面所が必要な理由とは?

リフォーム工事を行うにあたって必要な事といえば、その目的を明確にしておくことです。2階に洗面所が必要だという理由をハッキリさせておくということです。リフォーム工事の打ち合わせをしていると、商品や素材、間取りの変更など、理想を言えばキリがありませんし、費用をかけようと思えばいくらでもかけられるかもしれません。しかし、実際には問題を解決するリフォーム、満足のいくリフォームはシンプルな工事で充分だという事は少なくありません。逆に費用の事ばかり気にしすぎて、本当に必要なリフォームを行わないというケースもあります。ですから、目的を明確にしておくことで、無駄な費用をかけることなく、かつ満足のいく工事にすることが出来ます。

では目的を明確にするために、2階に洗面所を設ける理由で多い点と、メリットに注目してみましょう!

■家族構成に合わせて増やしたい!

家族構成が変わったり、子供が成長したりすると2階に洗面所が必要になる場合もあります。例えば、子供が学生になり朝の身支度の時間に洗面所が取り合いになって混み合うという場合は1階と2階にそれぞれ洗面化粧台があると分散され、家族全員が朝から余裕をもって準備できるかもしれません。また、2世帯で住むようになり、生活空間を1階と2階に世帯ごとに分ける場合にも、2階に新たに洗面所を設ける必要性を感じるかもしれません。2階にあることで、階段の昇り降りの回数が減り足腰にも優しい環境が作れます。

 

家事をもっとスムーズに!

2階のバルコニーに植木があって楽に水やりをしたいという方や、2階の水拭き掃除の度にバケツで水を運んでいるという方にとって、2階に洗面化粧台があることによって家事導線が短くなりスムーズになります。また、2階のバルコニーに洗濯物を干すというお宅にとっても、洗面化粧台や洗濯機が2階にある方が便利だと感じておられるかもしれません。2階の寝室に洋服を置いているという方も多く、取り込んだ洗濯物を片付ける導線が短くなるように、洗濯やアイロンがけなどが出来るユーティリティールームを2階に設け、そこに洗面化粧台を新設するという方も少なくありません。

■寝室の近くに洗面化粧台が欲しい!

トイレだけは2階にもあるものの、洗面所は生活しだしてから必要性を感じたという方も少なくありません。特に寝室が2階にあるお宅は、洗面化粧台を設けることで、洗髪したり化粧台として利用したり、2階だけで身支度を整えることが可能になり便利です。また、寝室で加湿器を使っておられる方は給水のために、また除湿器の排水のために洗面所が2階にあると、毎回1階まで下りずにすみます。

また、マルチシンクのような大きな洗面が寝室の近くにあることで、介護のため、また赤ちゃんや子供達の衣服の汚れを洗ったりする点でも便利だと感じておられる方は少なくありません。

2階に洗面所を設けることは可能?

問題点・目的が明確になったところで、気になるのは実際に2階に洗面所を設けることが可能なのかという点ではないでしょうか?答えから言うと、2階に洗面所を設けることは可能です。しかし、2階に設けることが難しい間取りや、設けることが出来てもデメリットが生じる下記のような場合もあるので、確認しておきましょう!

 

   給排水管の位置

洗面所を設けられるかの1番の問題は、給排水管の位置です。洗面化粧台を置ける場所というだけでなく、給排水管を通す場所があるか、部屋の中に排水管を巡らすことなく最短距離で1階にもっていけるかという点が重要になります。例えば、家の中心に洗面所を設けると、真下はリビングやキッチンかもしれません。そうなると配管を目立たない位置まで引っ張っていく必要がありますが、そのためにはある程度の勾配が必要です。その角度が1階の天井内で納まらないという場合もあります。そのため、2階の洗面所を置きたい場所を優先的に考えると、排水管の都合上、工事の手間がかかったり見栄えが悪くなったりして設けるのが難しい場合があるかもしれません。

給排水管の位置を考えると、1階の洗面所やトイレなどの水回りの真上部分や、外部に面していて配管を外に出せる場所がベストです。

 

   スペースの確保

排水管の問題の前に、そもそも洗面化粧台を設置する場所がない、という間取り的な問題もあるかもしれません。洗面所のスペースという点では、使われていない納戸や廊下の突き当りや踊り場などに洗面化粧台を設置することで現在の間取りを変えることなく洗面所を確保できるかもしれません。しかし場合によっては、場所が確保出来ず洗面所のために増築するというケースもあります。そうなるとリフォーム費用も高くなります。また、室内にスペースを確保できないので、バルコニーにシンクを設ける場合もあります。植木への水やりや掃除目的であれば、外に設けても問題ないかもしれませんが、化粧台として使いたいと思っている方にとっては、バルコニーに設けても意味がありません。出来るだけ今の間取りで有効活用できるスペースがないか、リフォーム業者に提案してもらいましょう。

2階に洗面所を設けるリフォーム費用はどれぐらい?

上記の問題をクリアできれば、2階に洗面所を設けることが可能になるわけですが、では、実際にリフォーム費用はどれぐらいかかるのでしょうか?リフォーム業者や、選択する洗面化粧台によって費用は異なりますが、一般的に下記の価格が相場となります。

工事内容

費用

備考

床開口新規開設工事

48万円

 

配管工事

520万円

設置する場所が重要

洗面化粧台

750万円

メーカーや種類によって異なる

諸経費

3万円

 

合計

1580万円

 

 

上記の表からも分かるように、配管工事費用は、現在の間取りや環境、洗面所を設ける位置によって、大きく異なるため、金額に幅があります。たとえば、2階に既にトイレなどがあるという場合は、すでに給排水設備がある程度整っているので、水栓設備が無い場合に比べ、大掛かりな工事になりませんが、全て新設したり増築したうえで設置したりとなると、排水管の確保や内装工事、電気工事も伴うため費用は高くなっていきます。

配管の事を考えると外部に配管を出せる部分や、1階の水まわりに近い方が、配管がまとまり費用をおさえることが可能です。しかし外部に出す場合も木造は問題なくてもツーバイフォー工法の家は難しいなど、家によってそれぞれなので、現状を業者に見てもらったうえで見積もりを出してもらう必要があります。洗面所を設ける場所は、使いやすい場所を選ぶべきですが、工事費用に幅があるので間取りに応じた工事費の違いにも注意して検討するようにしましょう。

 

★洗面化粧台選びで価格が変わる!

リフォーム業者によって多少価格が違うとはいえ、設置場所が決まっていれば配管工事などの費用は、ほぼ同じ価格になります。その中で唯一価格を変えることが出来るのは、洗面化粧台の種類です。どの洗面化粧台選ぶかで価格が変わってくるというわけです。

とはいえ、先に述べた通り、洗面所を設置する目的に応じた洗面化粧台選びが重要です。ただ、水が使えて手が洗える程度の洗面ボウルがあれば良い場合は、大工さんにカウンタ―を作ってもらい13万円の洗面ボウルを、また掃除のためにバケツが入るようなマルチシンクを設置するだけで良いかもしれません。しかし、化粧台として洗髪したり、収納力を求めたりするのであれば、70㎝以上の洗面化粧台が必要となり価格も高くなるかもしれません。洗面化粧台には、コンパクトなものであれば幅60㎝、奥行きも37㎝のスリムタイプから大きなものは120㎝、ボウルが2つあるものもあり、洗面化粧台の種類によって550万円と価格差があります。機能があればあるほど高くなっていくので、費用を確認しつつ、デザインだけでなく設置する場所や用途によって、目的に応じた洗面化粧台を選びましょう。

 

★せっかくするならここまでしたい!

とりあえず、2階で水が使えるようになれば!と洗面所を設けるかもしれませんが、洗面所だけの設置に後で後悔したという方もおられます。そこで、せっかく2階に洗面所を設けるのであれば、後悔しないために追加で検討しておくことをおススメしたい点をいくつかご紹介したいと思います。

電気温水器・・・たまにしか使わないからと思っていた方も、いざ2階に洗面所があると、お湯が使えれば良かったと後悔される方は多くいらっしゃいます。汚れを落としたり、洗髪したりすることを考えると、電気温水器を付けてお湯も使えるようにしておくと便利です。

コンセントの増設・・・化粧台として使う場合は特に、ドライヤーやシェーバーの充電のためにコンセントがあると便利です。コンセントを作っておけば、電気温水器を洗面化粧台の下部に後付けすることも可能です。

水に強い床・・・既存のスペースに洗面化粧台を設置した場合は、床材がフローリングのままかもしれません。仮に2階の洗面所を子供達が頻繁に使うようであれば、床が濡れ腐食してしまい、数年後に床をリフォームする必要が出てくるかもしれません。洗面所を設けるタイミングで床を水に強く掃除のしやすいクッションフロアなどにすることで、長く清潔に使うことが出来ます。

洗濯パン・・・スペースがあり、洗濯物を2階に干しているという場合や、将来的に2世帯になり2階が生活スペースになる可能性がある場合などは、洗濯機が置けるように洗濯パンを設けておくというのもおススメです。

これらの工事にはプラスの費用がかかるとはいえ、必要になってそれぞれ工事を依頼するよりも、洗面所を設けるタイミングで同時に行った方が、トータルで考えると工事費や工事日数がおさえられます。

出来るか出来ないかは業者次第!?

2階に洗面所を設けることは可能なケースの方が多いですが、実はリフォーム業者次第だったりもします。というのは、上で触れた通り、間取りによっては大掛かりな工事になったり、リフォームの知識が少なかったりすると排水の勾配を確保出来ずに、後でクレームの原因になりかねないため、解決策や幾つかある案を提示することもなく、2階に洗面所を設けることは無理だと言い切る業者もいるのです。1社で無理だと言われたからといって、諦めてしまわないようにして下さい。数社に見積もりをとると、無理ではなかったというケースはよくあります。生活をより良くしたいという希望に何とか沿いたいと、一緒に考えてくれるような業者や、価格を抑えつつも導線も良い場所を提案してくれる業者を選べるように、相見積もりをとって比較することを怠らないようにして下さいね。

まとめ

2階に洗面所を設けることには様々なメリットがあります。

2階に洗面所があるメリット

家族が多くても1・2階で洗面所を分散して使え、混みあわない。

2世帯でも、2階で生活スペースが確保できる。

洗濯物を干したり、掃除をしたりする点で家事導線がスムーズになる。

寝室に近くなることで、身支度を整えたり、介護したりするうえで便利

 

しかし、場合によっては設置が難しい場合もあります。

2階に洗面所を設ける上での問題点

給排水管の位置を確保しなければいけないため、家の真ん中には設けるのは難しい。外側に面している部分に限られる場合もあり、場所によっては費用が高くなる。

洗面化粧台を設置するスペースが確保できない。場合によっては、バルコニーや増築になることもある。

 

問題やデメリットはあるかもしれませんが、大抵の場合は2階に洗面所を設けるは可能です。間取りや、2階に洗面所を設ける目的はそれぞれで洗面化粧台の種類も多いので、工事費は約1580万円と幅があります。目的や用途を明確にしたうえで、業者選びや設置位置、洗面化粧台選びなどをよく比較し、検討しましょう。そうすれば、2階に洗面所があることでメリットの多い、満足度の高いリフォームになることでしょう!

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洗面所リフォームの価格と相場

洗面所のリフォーム」と一口に言っても、様々な方法があり、価格も大きく異なります。

洗面所のリフォームにおいて最も重要な設備は洗面台ですが、大きく分けてユニットタイプシステムタイプの2種類の製品が存在します。

ユニットタイプの洗面台は、あらかじめカウンター台や洗面ボウル、水栓金具、収納キャビネットなどが組み込まれ、一体化した製品であり、大量生産されているためリーズナブルな価格設定が多いです。 ただし、画一的な製品が多く、色も白系統のものが殆どです。

それに対し、システムタイプの洗面台は、カウンター台や洗面ボウル、水栓器具、収納キャビネットなどを自由に組み合わせることが可能であり、各パーツごとに自分の好みの色を選択することもできますが、価格は高めになっています。

洗面台は、ユニットタイプとシステムタイプで、価格に大きな差があります。また、洗面台以外の床材や壁紙などの交換も同時に実施する場合、価格が上乗せになります。

洗面台や床材、壁紙などは使用する素材やメーカー、大きさによっても価格に差があり、工事費用も業者によって差があるため、一概には言えませんが、標準的な製品を使用した場合の一般的な価格・相場をご紹介いたします。

生活しやすい家にリフォームしよう

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