玄関ドアのリフォームはどんなことをするの?費用や注意点は?

玄関ドアのリフォームはどんなことをするの?費用や注意点は?

お家のとも言われる玄関は、外観を左右するだけでなく、毎日のように使う部分なので使い勝手にもこだわりたい部分です。築年数も経ち、玄関の汚れや老朽化が目立ってきた場合や、生活スタイルや家族構成の変化に伴って玄関ドアが使いにくくなってきたと感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そのような問題は玄関ドアのリフォームで解決することが出来ます。では、玄関ドアのリフォームとはどんなことをするのでしょうか?リフォーム費用や注意点と共にご紹介致します。

玄関ドアのリフォームとはどんなことをするの?

 

 

新しいドアに交換

塗装やシートによるリフォームは、現在のドアそのものの状態が良い場合は行えるリフォーム方法ですが、既存ドアが腐食していたり、傷などによって凹凸ができていたりする場合は、ドアそのものを交換するリフォームが必要となります。出入口の間口を大きく、もしくは小さくする場合には、この方法しかありません。新しいドアに交換することで、見た目を変えるだけでなく、使い勝手や採風・採光、また防犯性といった性能のアップも期待できます。

 


玄関ドアの種類と選ぶポイント

ここからは、玄関ドアのリフォームで最も多い、ドアの交換に関して具体的に考えてみましょう!下記の流れが、新しい玄関ドアを選ぶ際の大まかな流れとなります。

 

■リフォームの目的を考える

まず、リフォームする際には、その目的をハッキリさせておきましょう。老朽化したドアをキレイにすることが目的なのか、ドアの開口部を大きくして出入りしやすくすることが目的なのか、もしくはバリアフリーを目的したものなのか、家の状況や生活スタイルなど、それぞれの家によって目的は異なります。目的が違えば、それに適したドアのサイズや形も異なってきます。ドアを選びに関してだけでなく、リフォームで間取りや商品選びで迷い過ぎてしまった時には、目的を見直すことは重要なポイントです。

 

■サイズや形を選ぶ

玄関ドアには、幾つかの形と、それぞれに規格サイズがあります。目的を検討すると、それに適した使い勝手の良いサイズや形が見えてきます。

ドアの種類

ドアの形とサイズ

特徴

 

 

 

 

 

 

引戸

 

片引き戸

1660mm

 

横方向にスライドさせて体を移動させることなく開閉できるので、バリアフリーにしたい場合に適しているドアです。しかし、自走式の車椅子などを使う場合は、大きめの片引き戸でなければ通行出来ないので、サイズの確認が重要です。また引き込み分が必要なので、レールは2枚分のスペースが必要となります。

両引き込み戸

3510mm

2枚の扉を1つのレールで左右それぞれに引き込むため、開口部を大きくとることが出来ます。その分、引き込むためのレールを設置するスペースも必要です。

 

引き違い戸

1690mm

和風の家によく使われている形の扉で、一般的なサッシのように2つのレールで左右の扉を反対の扉側に引いて開閉します。扉は2枚ありますが、引き込み戸と違い開口幅は1枚分となります。引き戸は弱い力でも開閉できるため、介護ドアとしても用いられます。

 

 

 

 

開き戸

片開きドア

872mm

最も一般的な左右のどちらかを軸として開くドアで、狭いスペースに適しています。

 

袖付き片開きドア

1135mm

 

片開きドアの横に袖が付いているタイプで、袖部分はガラスになっていて光を取り入れたり、開閉式のガラリが付いて通風が行えるようになっていたりします。片方だけでなく両方に袖が付いているドアもあります。

 

親子ドア

1135mm

袖付き片開きドアの袖部分もドアになっていて開閉できるタイプを親子ドアといいます。普段は片開きドアを利用して荷物の運び入れの際など用途に合わせて袖部分のドアを開けることで大きく開口部を使えるようになります。

両開きドア

1690mm

一般的に観音開きと言われる、同サイズの2枚の扉両方を開閉できるドアです。開口部を広く確保でき重厚感がありますが、玄関の広さが必要です。

※サイズは一般的な規格サイズです。メーカーによって多少の違いやオリジナルのものがあります。ドアの一般的な高さは欄間付きで約2300mmで、欄間無しで2000mmです。

リフォームのための玄関ドアを選ぶ際には建具メーカーやエクステリアメーカーが出している規格サイズの玄関ドアから選ぶのが一般的ですが、特殊なサイズの場合や、素材やデザインにこだわりたい場合は、建具屋さんに造作してもらうことも可能です。その際には建具屋さんに直接依頼することも出来ますが、リフォーム業者を通して、メーカーの既製品と建具屋さんの両方の見積もりやデザインを提出してもらうなら、比較しつつ検討できるのでおススメです。

 

■デザインを選ぶ

サイズや形を選んだうえで、次はそれぞれの家に合うデザイン選びとなります。南欧風の木目調のデザインやモダンな四角い小窓がついたデザイン、和風でも、白木の純和風デザインのものもあれば、焼杉のような黒くて木目がある古民家風のものもあります。デザインを選ぶ際には、外からの見た目を意識しがちですが、室内からの見た目も確認して、靴箱や玄関タイルの色やデザインとのバランスも忘れずにコーディネートしましょう。色やデザイン、ドアノブの形状なども考慮して家に合う、自分のイメージにピッタリなドアを探してみて下さい。

 

■性能・機能を検討する

玄関ドアを選ぶうえで欠かせないポイントとして性能や機能を検討するという点です。玄関ドアはただの出入り口というだけでなく、快適かつ安全に生活するうえで役立つ機能や性能を備えているものもあります。下記のような性能や機能に注目して、ドアを交換するタイミングで検討してみるのはいかがでしょうか?

●防犯性能玄関前に人の気配を感じられるように小窓やスリガラスが入ったデザインのもの、割れにくいガラスを使用したものがあります。また、鍵の性能にも注目できます。防犯性に高いディンプルキーや薄型シリンダーピッキングを防ぐカードキーを選ぶことで防犯性能を高めることが出来ます。

●断熱性能出入口とはいえ、玄関ドアの気密性は家の断熱性能にも大きく影響するので、室内を快適に保つために断熱性能にこだわってみるのも良いかもしれません。玄関ドアの中には、断熱扉といわれる扉内部に断熱材が充填されたものや、断熱樹脂の枠を用いたものがあります。また、ガラス部分に高断熱複層ガラスやトリプルガラスが用いられているタイプを選べば、断熱性や気密性を高めることが出来ますし、遮音や防音性にも優れたものとなります。

採光性能暗くなりがちな玄関を明るい空間にするためには、採光性能のある玄関ドアを選びましょう。ドアの上部に採光のための欄間が付いているものや、ドアそのものにガラススリッドが入ったもの、袖部分をガラスにしたものなどがあります。採光によって玄関にも太陽光が入る空間に出来れば、結露やカビ予防にもなります。寒い冬の暖房の届かない玄関でも、採光性能によって温かさを保ち暖房効率がアップするというメリットも期待できます。

●通風性能結露やカビ予防になり、臭いがこもらないよう換気が出来る通風性能も人気の機能です。玄関ドアを閉めたままでも、ドアに付いている小窓やスリッド部分、袖部分などが内開きやスライドによる網戸付きの開閉式になっており、通風できるようなデザインのものが多くのメーカーから販売されています。

玄関ドアリフォームの費用は?

ここまでリフォーム方法や玄関ドアの選び方などを見てきましたが、気になるのはリフォーム費用ではないでしょうか?それぞれの費用の相場を確認してみましょう。

1.   既存ドアを塗装 5~20万円

金属ドアの場合は5~10万円が相場ですが、補修の手間がかかる木製ドアや、塗装の技術が必要となるアルミ製ドアに関しては相場より割高となり10~20万円です。

木製ドアの場合は、塗料の種類によっても価格が異なり、マットな仕上がりで耐久性の高い造膜タイプと、既存の木目を活かした浸透タイプから選べます。浸透タイプでは、既存ドアの塗膜をキレイに剥がしてからの塗装になるので、研磨と下塗りを繰り返す必要があり、手間がかかります。そのため、浸透タイプの塗料を選ぶ場合は造膜タイプの塗料を使った塗装に比べ費用が高くなります。

 

2.   玄関ドアシート貼り 7~15万円

ドアのサイズや劣化状況に加え、直射日光や雨風が当たる場所などの環境を考慮して、耐候性のあるタイプやフッ素加工タイプを選ぶなど、シートのグレードによって費用が異なります。玄関ドアのリフォームでは塗装やドアの交換に比べ、最も安価で出来る方法です。

 

3.   玄関ドア交換 30~50万円

同じ間口で新しいドアに交換する場合の相場が30万円代なのに対し、間口を変更してドアを設ける場合は壁や床の撤去や補修が必要となるため50万円代と費用が高くなります。また、サイズが大きいものや、断熱ドアなど高性能のものは、ドアそのものの代金が高くなります。

玄関ドアをリフォームするベストタイミングは?

ドアの開閉がスムーズではない、開閉時に音が鳴るといった不具合がある場合や、汚れや傷が酷い場合など目に見える劣化や問題点があるとリフォームに踏み切りやすいですが、特に目立った問題がなければ玄関ドアをリフォームするタイミングに悩むかもしれません。玄関ドアをリフォームするベストタイミングはいつでしょうか?

★外壁塗装のタイミング

おススメのベストタイミングは、外壁塗装を行うタイミングです。玄関ドアだけがリフォームでキレイになると、ドアだけがういて見えたり、外壁塗装の際に、先にリフォームした玄関ドアの色やデザインに合わせなければいけなくなったりしてコーディネートの幅が狭くなることがあります。反対に、外壁塗装だけを行うと玄関ドアの汚れや色褪せが目立ってしまいます。ですから、外壁塗装のタイミングで玄関ドアも一緒にリフォームすることを検討してみましょう。外観全体を一新できるうえ、コーディネートもしやすくなります。外観のテイストをガラリと変えたい場合などは特にこのタイミングがベストです。

★玄関を中心とした内装リフォームのタイミング

玄関ドアといえば、外回りのイメージが強いかもしれませんが、内装リフォームのタイミングで玄関ドアのリフォームをするのもベストなタイミングといえます。外壁と同じく、玄関ホールのクロスを張り替え、床タイルを新調すると玄関ドアの劣化が目立ちますし、靴箱のサイズの変更、シューズクロークを設けた場合などは、ドアの向きや位置、サイズを変えることで導線をスムーズにすることやインテリアコーディネートを行うことが出来ます。

さらに内装リフォームで忘れてはいけないタイミングはバリアフリーリフォームの時です。バリアフリーリフォームで室内の段差を無くし、玄関アプローチ部分をスロープにして車椅子が通れるようにしたにも関わらず、玄関が小さくて出入りし辛い、片開きドアで開閉が大変と、肝心な出入口の使い勝手が悪くバリアフリーリフォームが活かせなかったなんてケースも少なくありません。バリアフリーリフォームのタイミングで玄関の間口を大きくしたり、使いやすい引戸に交換したりするなどのリフォームを行うことで、使い勝手がアップします。

玄関ドアリフォームの注意点

リフォームは玄関に関わらず、ただ工事してもらえば使いやすくなるキレイになるというものではありません。それぞれの特徴や自分達の生活スタイルなどをよう把握したうえで、各家にあった条件に合わせてリフォームしなければ良いものとはならないのです。

玄関リフォームの場合は、どんな点に注意すべきなのでしょうか?確認しておきましょう。

1.カタログだけでイメージするのは危険

玄関ドアを選ぶ際や塗り替えのカラー、シートのデザインを選ぶうえで、カタログを見るかもしれません。こんなドアにしたいと納得して選んだものの、思ったより大きく感じる、外壁のデザインと合っていない、想像していた色やデザインと違った、とイメージとの違いに後悔される方は少なくありません。カタログだけを見て考えてしまうとそのようなことが起こりえます。この問題を防ぐために、実際にショールームに行ってサイズや見た目、素材を確認するようにしましょう。また色見本やシート見本は出来るだけ大きいものを取り寄せてもらい、天気の良い日に実際に玄関ドアに置いて確認してみましょう。加えて、自分の家の玄関で寸法を確認しておくのも重要です。その際には、外からだけでなく室内側からも見て下さい。外観は良くても、靴箱とのバランスが悪かったり、靴箱のドアと干渉してしまったり、傘立てを置くスペースがないことに気づいたりすることもあります。

また、外観という点ではリフォーム業者にお願いして、3Dソフトや写真を加工するソフトなどを使って、自分の家の外壁と新しく検討している色や玄関ドアがマッチするかどうか、写真のような形で見せてもらいましょう。家とのバランスや色、サイズ感を確認することが出来て、完成時の見た目の相違を埋めるうえで役立ちます。

2.塗り替えの際には素材を要確認!

既存ドアの種類によっては塗装が出来ないと業者に断られるというケースもあるようです。その中で特に多い素材がアルミ製です。アルミ製のドアは木製ドア等に使う塗料と違うものを使わなければ、すぐに剥がれてしまうなどの不具合が出てしまいます。また、高度な技術も必要とされています。そのため、理由を付けて断る業者もあるようです。しかし、適切な塗料を把握しており、技術が高い業者の中には、問題なく塗装を行える業者もあります。塗装によるリフォームを行う場合には、アルミ製かに関わらず、既存ドアの素材とそれに合った塗料を提案してくれているか、今までドア塗装の良い実績があるかを確認したうえで、リフォーム業者を選びましょう。

3.ドアを交換する目的を忘れずに!

ドアの交換リフォームには2種類あります。ドアの枠から全て交換する方法と、既存の枠だけを残して、その上に新しい枠を被せるカバー工法という方法です。カバー工法のドアはリフォームドアとして各メーカーで販売されており、ラインナップも豊富です。ドアの枠を撤去するためには、壁や床を壊す必要があるので、カバー工法であれば、その工事の必要がなく費用も工事時間も抑えられるという、リフォームには適したメリットがあります。しかし、その一方で枠を被せた分、開口部の幅や高さが数㎝狭くなってしまうというデメリットもあります。既存のドアのサイズによっては、下枠部分に段差がつくということもあります。カバー工法を使うことで工期が短く、かつ安くリフォーム出来たとしても、サイズが小さくなって使い勝手が悪くなってしまっては意味がありません。費用やドアの種類にばかり気をとられ、考えすぎて本来玄関ドアをリフォームする目的を忘れてしまっていたということにならないよう気をつけましょう。

まとめ

玄関ドアのリフォームは、劣化具合やリフォーム目的に応じて下記の大きく分けて3つの方法があります。

玄関ドアのリフォーム方法

リフォーム内容

費用の相場

 

既存ドアを塗装

既存ドアの表面を塗装することで、色褪せや汚れをキレイにします。木製ドアの浸透タイプでの塗装ややアルミ製ドアに関しては高くなります。

 

5~20万円

 

 

既存ドアにドアシートを貼る

下地処理をした既存ドアにシートを貼る方法で作業時間が短く手軽にでき、費用も抑えられ、デザインのラインナップが豊富です。

 

7~15万円

 

新しいドアに交換

既存ドアの腐食が進んでいる場合や、間口サイズを変更したい場合、性能や機能をアップしたい場合には、新しいドアへの交換リフォームとなります。

 

30~50万円

ドアを選ぶ際には、リフォーム目的を明確にしたうえで、サイズや形、デザイン、性能・機能を検討しましょう。また、既存のドア素材を知り、カタログだけで検討することなく、ショールームに足を運ぶことや、合成写真などでイメージしやすいようにしてもらいましょう。その点で経験豊富なリフォーム業者に依頼すれば、最適なリフォーム方法や費用の提案だけでなく、機能面やデザインなどのプラスの提案も行ってくれます。ドアだけの部分的なリフォームの場合でも、数社から相見積もりをとって、提案や見積もりを比較するようにしましょう!

見積り比較までの3ステップ

  1. 1. 地域を選択
  2. 2. 条件を選択
  3. 3. 厳選業者をご紹介

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