これから寒くなる時期に注意!ガス給湯器の種類や取り換えに関する豆知識

これから寒くなる時期に注意!ガス給湯器の種類や取り換えに関する豆知識

これから寒くなる冬にかけては、ガス機器の使用頻度も多くなり、劣化や故障などのトラブルが原因で急な交換を依頼されるといったご家庭を毎年多く見かけます。なかでもガス給湯器のトラブルは、日常生活に最も支障をきたすもので、いざ交換となればそれなりにコストもかかり、機種を選ぶだけでも相当な時間を費やしてしまうでしょう。今回、日頃あまり知ることのないガス給湯器に関する豆知識をご紹介します。突然のトラブルでもすぐに対応できるように、ご自宅のものがどのようなタイプであるのか、今1度再確認しておくことをおすすめします。

ガス給湯器の種類

給湯器の設置場所

ご家庭で使われる給湯器は、大きく分けて2つの種類があり、電気を利用してお湯を沸かすタイプのものとガスを利用して沸かす2つのタイプに分けられます。一般にガス給湯器の場合、設置場所が2つに分かれ、「壁掛け式」と「据え置き式」とに大別でき、「壁掛け式」は家の外壁に本体をビスで固定するタイプのもので、「据え置き式」は家の外壁の足元に据え置くタイプのものを指します。一般住宅では、どちらもよく利用されており、買い替えなど、古いものとの交換を希望する場合は、ご自宅でお使いのものがこのどちらのタイプであるのかをまず最初に確認しておくことが必要となります。

 

フリー設置型と浴槽隣接型

給湯器の設置タイプは「壁掛け式」と「据え置き式」に大きく分かれますが、この中でもさらに設置タイプが「フリー設置型」と「浴槽隣接型」に分類されます。「フリー設置型」というのは、浴室から離れた場所にも設置でき、本体の設置場所を選びません。対する「浴槽隣接型」は、風呂場に隣接した外壁のすぐ脇に設置するタイプで、風呂釜本体と外壁を挟んで直結するイメージのものを言います。「据え置き式」の給湯器では、「フリー設置型」と「浴槽隣接型」のどちらかのタイプを選択できますが、「壁掛け式」に限っては、「フリー設置型」のみのタイプしか選ぶことができません。給湯器を選ぶ際は、ご自宅のどこに設置するのかを前もってイメージしておくと、選びやすくなるかと思います。また、「フリー設置型」は浴槽に1つしか穴が開いていないのに対して、「浴槽隣接型」は2つ穴が開いているといった大きな違いがあります。

 

ガス種の区別

ガス給湯器のようなガス機器を取り付ける場合、ご自宅のガス種を調べておく必要があります。もしも購入したものが異なるものであった場合は、取り付けできませんので注意が必要です。現在では、都市ガス(1213A)とプロパンガスの2種類しかありません。商品には必ずこのどちらかが明記されていますので、事前に確認しておきましょう。

 

集合住宅の設置場所

マンションやアパートといった集合住宅の場合、給湯器の設置場所は様々です。基本は、「壁掛け式」が多いですが、1階などの場合は、「据え置き式」が設置されていることもあります。これら集合住宅は、共用スペースに本体が設置されていることが多いので、換気方向や設置方法が限定されていたり、号数や機能についても制限されていることが多く注意が必要です。新しいものに交換する際には、マンションであれば管理組合、アパートであれば家主さんなどに事前に相談するように努めましょう。また、多くは、既存の給湯器の後継機種を勧められるため、16号から20号などへの号数変更を伴う機種の変更が難しい場合があります。可能であっても、ガスメーターの交換を伴う複雑な工事が必要であったりする場合があるので、これらも併せて確認しておくことをおすすめします。

 

ガス給湯器の機能

ガス給湯器は、機能別に分けると大まかに3つに分類でき、「給湯専用タイプ」「追い炊き付きフルオートタイプ」「追い炊き付きセミオートタイプ」に分かれます。それぞれに機能が異なり、価格も違ってきますので、設置タイプと比較しながら目的に応じて、ご家庭に1番理想のものを選ぶようにしてください。

 

給湯専用タイプ

給湯専用タイプは、お風呂を沸かす機能や追い炊き機能を一切搭載しないタイプの給湯器です。浴槽には、蛇口から適温の湯を落とし込んで湯張りをし、浴槽の湯が冷めた場合は、熱めの湯を落とし込んでお湯の温度を上昇させます。お湯を張る際には、手動で蛇口を締める必要がありましたが、昨今では、自動で湯張りができるタイプも多く販売されています。

 

フルオートタイプ

フルオートタイプとは、追い炊き機能の付いた給湯器の一種で、自動湯張りの機能が付いており、設定水位まで自動で沸かして自動で止まるタイプのものです。浴槽内の湯が冷めた時には、設定温度まで自動で追い炊きし、沸かし直すことができます。お湯が減ったときには、設定水位まで自動で足し湯してくれる便利な機能も搭載しています。いわば「お湯張りから追い炊き、保温、足し湯まで全て全自動」で行えるおまかせタイプの給湯器と言えます。

 

セミオートタイプ

セミオートタイプは、メーカーによっては「オートタイプ」とも呼ばれ、「フルオートタイプ」と同様に追い炊き機能の付いた給湯器の一種になります。自動湯張りの機能や追い炊き機能については、フルオートタイプと同じですが、ひとつ異なる点として、浴槽内の湯が減った場合には、リモコンの「足し湯」ボタンを操作して足し湯をするか、蛇口から新たに湯を落とし込む必要がある点が大きな違いです。セミオートタイプは、「お湯張りから追い炊き、保温までは自動」で行えるタイプと認識しておいてください。両タイプとも販売店には多くの種類が並べられていますが、「足し湯機能」にあまりこだわらなければ、「セミオートタイプ」でも機能は十分であると言えます。

 

エコジョーズ給湯器について

昨今では、低炭素社会の実現に向けた取り組みとして、各メーカーで生産する給湯器のほとんどが「エコジョーズ給湯器」へと切り替わっています。従来型の給湯器では、ガスで直接お湯を沸かしていたのに対して、エコジョーズは、今まで利用せずに排出していたお湯を温める際の高温のガスを再利用して沸かすタイプの新型の給湯器です。購入時は、従来型よりもコストが掛かりますが、およそ5年ほどの使用でランニングコストが大幅に軽減し、またCO2削減に効果があるとして最も期待されています。これからガス給湯器の交換を考えておられる場合は、従来型への需要が少なくなることを見越して、早めにエコジョーズへの切り替えを検討されるのをおすすめします。

ガス給湯器の選び方

給湯器の能力について

ガス給湯器を交換する際に是非知っておいていただきたいのが号数表示(給湯能力)です。各給湯器には、162024号などの数字で表す号数が表記されており、これは、水温プラス25℃のお湯を1分間に何リットル出せるかを表しています。春と秋の平均水温が15℃と言われていますので、その時に40℃のお湯を何リットル出せるかが基準となっており、1号とはつまり1分間に1リットルの水を25℃上昇させる能力の事を言います。言い換えれば、20号の給湯器ですと、水温プラス25℃のお湯を1分間に20リットル作れるという意味になります。実際には、季節等の諸条件により、規定の水量を得られない場合もありますが、これらの能力を理解した上で冬場での使用を考え、選択するのが最も良い方法であると言えます。

 

号数表記と出湯量の目安

店頭にて給湯器を選ぶ際は、以下の出湯量の目安を参考に、ご家庭に見合った号数のものを選ぶようにしてください。一般に、標準の出湯量は、シャワー使用で10リットル/分、キッチンの蛇口や洗面所の蛇口使用で46リットル/分と言われております。号数を選択する際は、どこでの使用で、同時に何か所でお湯を使うのかを考慮して選ぶのが適切であるとされています。選ぶポイントは、理想より1サイズ上の号数を選ぶのが、真冬の使用でも安心して使えるのでおすすめです。

 

<給湯器の号数と出湯量の目安>

 

号数

出湯量の目安

28

同時に年中3か所での急騰が可能。たっぷりの湯量でシャワー使用も心配なし。ご家族4人向けに最適。

24

ご家族3人ほどの世帯に最適。真冬を除いて同時に3か所での給湯が可能。

20

1年を通じて安定した給湯が得られる。2~3人世帯向け。

16

平均的なご家族向けのタイプで、一世帯向け。

10

給湯専用に特化したタイプ。

 

号数を求める計算式

現在、お使いであったり、これから購入する給湯器が何号のものが必要かなどを知りたい場合には、以下の計算式を用いると、おおよその適合サイズを調べることができます。是非、ご家庭での出湯量をイメージして、最も最適な給湯器を選ぶ足がかりにしてみてください。


号数計算公式=(上昇温度×出湯量)  / 25


春・秋の場合:水温15℃、欲しいお湯の温度40℃3か所出湯(シャワー10リットル×1か所、蛇口5リットル×2か所)の場合

 

号数={(40-15)× 20 }/ 25 =20となります。

 

 簡単ですので、計算してご家庭の給湯器が今何号をお使いなのかを確認してみましょう。

 

交換工事のできるところ

給湯器の寿命は約10年と言われており、使い方や設置している環境により、それ以下になる場合も考えられます。突然の異音や故障を感じたら、取り換えの時期が近付いたサインなので早急に交換してもらえる業者を探す様にしましょう。交換工事をしてくれる業者は、リフォーム業者や大手家電量販店など様々ですが、選ぶ機種や取り付け環境、業者によっては金額がまちまちです。まずはご自宅まで来てもらい、既存の機器の設置状況を確認してもらったうえで見積もりを取るのが最良の方法と言えるでしょう。上記以外にも、ホームセンターやお近くの住宅設備会社などでも在庫の有無によっては、手早く施工してくれることもあるのでおすすめです。

給湯器の取り換えに掛かる費用

取り換えに掛かる費用は、従来型の給湯器と交換する場合、もしくはエコジョーズタイプに変更する場合とそれぞれ工事費用が異なります。以下に大まかな目安となる金額をまとめましたので、実際に取り換える際の参考にしてみてください。また、昨今ではエコジョーズ給湯器の台頭により、メーカーによっては、従来型のガス給湯器を店頭で見つけにくくなってきています。それにより、金額も大幅に変わってくる恐れがありますので、できるだけ多くの業者から見積もりを取り、比較検討してみるのがコストを安く済ませる最良のコツと言えるでしょう。

 

<給湯器交換工事参考費用>

 

従来型ガス給湯器

 

号数

本体価格

標準工事費

処分費

合計

20

6900090000

3700040000

3500

109500133500

24

74000100000

3700040000

3500

114500143500

工事費は、設置場所によっては配管切り回し等の追加工事費が発生する可能性あり

 

エコジョーズ給湯器

 

号数

本体価格

標準工事費

処分費

合計

20

89000120000

4500050000

3500

137500173500

24

94000160000

4500050000

3500

142500213500

 

まとめ

真冬になると、沸かしたお風呂のお湯が冷めやすく、追い炊きする回数が増えて給湯器本体にも過大な負荷が掛かります。このため、1年を通して一番故障しやすい時期と言えるでしょう。急なトラブルで慌てないために、日頃から身の回りをチェックしておき、少しでも有益な情報を蓄えておきたいものですね。

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