お風呂掃除の天敵「カビ」はリフォームでなくなる?!

お風呂掃除の天敵「カビ」はリフォームでなくなる?!

お風呂リフォームを望まれる方の理由の多くは、意外にも広さや快適さを求めるリフォームよりもカビのないお風呂にしたい!とい理由です。毎日の疲れを癒し、汚れを洗い流すはずのお風呂ですが、浴室内のカビに悩まされているという方は少なくないようです。

しかし、本当にお風呂のリフォームをすればカビやすいお風呂から開放されるのでしょうか?

お風呂にカビが発生する原因は?

憎いカビを退治するには、まずカビの原因を知っておく必要があります。原因をしっかり知って、それに対応したリフォームしなければ、リフォーム後すぐはキレイな状態を保つことが出来ても、数か月もしないうちにすぐにカビが発生して掃除に追われる、なんてこともあります。では、浴室にカビが発生する原因や、そのことによって生じる問題点を見てみましょう!

 

■気温20~30℃・湿度60%以上の環境

カビの発生しやすい最も大きい要因は気温湿度が関係しています。浴槽にはったお湯やシャワーを使うことで浴室は水浸しになるため、カビが発生しやすい気温20~30℃、湿度60%以上になります。湿度が高ければ高い程カビは発生しやすくなるので、常に湿度が高い環境はカビにとっては最適な状態と言えます。

 

■カビの栄養成分が豊富な環境

カビ菌が発生したうえに、お風呂にはそれを成長させる環境が整っているともいえます。なぜなら、皮脂や石鹸カスがカビにとって栄養成分だからです。

しかし、これらの環境はどこの家のお風呂でも当たり前のことだと感じますよね。確かに、カビを100%シャットアウトすることは不可能と言われています。ですから、特にカビに悩まされているというお風呂というのは、カビが発生しやすい環境が保たれているという理由が考えられます。例えば、下記のような環境はカビが好むお風呂になっているかもしれません。

●窓が無い・小さい

窓が無い浴室では、湯船をはっていなくても通気性や水はけが悪いため、常に水気が残っており湿度60%以上の状態に保たれていることが原因でカビが発生しやすくなります。

 

●床や壁のタイルにヒビが入っている

ヒビ部分に入浴中で使用した水が流れ込み、常に水が溜まっていることで湿度100%の環境となってしまいます。

 

●冬は寒く夏は暑い浴室

間取りや窓の位置が原因で、冬は寒く夏は暑いという浴室かもしれません。冬に浴室内が冷やされていると、浴槽の蓋を開けることで蒸気があがり水滴や結露の原因となります。また、西日が入る浴室では夏に浴槽内が暑くなり気温と湿度が上がることで、夏になるとカビが発生しやすいというお宅もあります。

 

●排水管の劣化や雨漏り

排水管の劣化や災害などで排水管が破損して水漏れが生じていると、また屋根や壁からの雨漏りが生じていると風呂下の基礎部分が腐食しているかもしれません。そうなると浴室下の湿度が高くなり、床からカビが増えていくということもあります。

 

このように、カビの発生しやすい環境になっていることが原因であればリフォームによって改善することで効果が得られます。

ただ新しくするリフォームでは意味がない!?

満足のいくリフォーム、後悔しないリフォームにするためには、カビの原因に対応したリフォームが必要となります。しかし、リフォーム業者の中には、カビの原因を調べないまま、ただ在来工法のお風呂からシステムバスへの入れ替えを勧める場合もあります。そんなリフォームでは、すぐにカビの問題に対応しなければいけなくなるでしょう。また、お風呂リフォームをする業者の中には、安い価格でシステムバスにリフォーム出来るといって、古い型のシステムバスを導入するところもあります。確かに商品代は安くなりお得に感じるかもしれませんが、故障しやすかったり、故障した時に既に部品が廃盤になっていたりしていて、修理出来ないなんてこともあります。ですから、新しくするだけのリフォーム、安く出来るからという理由だけでリフォームを勧める業者には注意してください。

カビのないお風呂を目指すリフォームであれば、一時的にお風呂の中だけをキレイにしても意味がありません数社から相見積もりをとって、お風呂をキレイにしたいこと、システムバスに変えたいということだけでなく、カビの発生が嫌だということをしっかり伝えるようにして下さい。カビの原因がどんな点にあるかも確認してもらったうえで、お風呂リフォームの提案をしてもらいましょう!

「掃除がラク」より「カビにくいお風呂」に!

では、実際にどんなお風呂にリフォームすれば良いのでしょうか?

お風呂のカビに悩まされている方の多くは「お掃除がラクなお風呂にしたい!」とよく言われますが、むしろ一番良いのは、掃除がラクなお風呂より、カビにくい・汚れにくいお風呂にリフォームすることです!しかも、カビにくいお風呂は自動的に掃除がラクなお風呂にもなりますからね。ではカビにくいお風呂リフォームとはどんなものでしょうか?

まずは現在既にカビが発生しているのであれば、キレイなお風呂にすることが必要ですが、加えて、室温をコントロールして湿度が低い状態に保てるお風呂にすることが必要です。具体的にどんなリフォームが出来るかリフォーム費用と共にご紹介したいと思います。

■プロに掃除を依頼 

実は、一度発生したカビが頑固に付着しているだけで、定期的な掃除をすればキレイになるという場合もあります。今のカビを落とすリフォームです。特に中古物件を購入した際など、浴室を使っておらず定期的な換気が行われていなかったようなお風呂では、ハウスクリーニング業者にカビ取りの掃除を依頼するだけで充分かもしれません。在来工法の浴室でもシステムバスでも、まずは清掃だけで充分にキレイにならないか、その後も日頃の掃除だけでキレイな状態を保てないか検討してみることが出来るかもしれません。

★業者によるカビ取り掃除:1万5千円~3万円

■防カビ塗装

掃除をした壁や床をさらにカビが発生しにくくするために効果的な方法としてフッ素やシリコンを使った防カビコーティング防カビ塗装を施すという方法があります。掃除と同様、在来工法であってもシステムバスであってもパネルの上からの塗装が可能なので比較的安価で簡単に出来ます。塗装とコーティングを組み合わせると、キレイになるうえにカビ予防にも効果的です。コーティングの場合も塗装の場合も、掃除をしっかりしてカビ菌を除去したうえで行いましょう。また、床や壁にヒビが入っている場合も、しっかりと補修したうえで塗装することが重要です。

★防カビコーティング:3~6万円

★防カビ塗装:7~12万円

■水はけの良い床や壁に!

床や壁の素材がカビの発生しやすい環境を作っている可能性もあります。特に在来工法の塗装壁やタイルは水はけが悪く水分が乾きにくいため、湿度が保たれカビを発生させやすくなります。また、システムバスでも種類によっては水はけが悪く、いつも同じ部分に水たまりが出来てしまっているかもしれません。その場合は、水はけの良いパネル素材の床や壁に部分的に変えるだけでカビの問題が解消されるかもしれません。天井や壁はパネルに入れ替えなくても、フィルムタイプのものもありますし、上貼りする方法で価格も抑えられます。上貼りする前に、既にカビが発生している場合は、掃除によってカビ菌をしっかり除去して下地処理をしてもらいましょう。

★フィルムの上貼り:3~10万円

★パネルの上貼り:4~15万円 

※パネルの場合は、選ぶ素材やデザインによって価格が違います。

床と壁全てを行う場合は10~30万円が相場です。

★タイルからパネルへの交換:15~18万円

■断熱性をアップする

浴室内に結露が生じる理由のひとつとして、浴室の断熱性が低いという場合があります。既にシステムバスを入れているにも関わらず、カビが発生するので調べてみると、天井裏に断熱材が入っていなかったということもあります。断熱性が保たれる浴室になっているか調査してもらいましょう。天井裏の断熱リフォームをして断熱性をあげ、結露を防ぐならカビを防止できます。

★天井裏の断熱材:4~8千円/㎡

■浴室乾燥換気暖房機を設置する

浴室内の温度や湿度をコントロールする点で特に効果的なのは、浴室乾燥換気暖房機を設置することです。シンプルな換気扇でもある程度の換気は出来ますが、窓のない在来工法の浴室や気密性が高いシステムバスの場合は、通風をよくするだけでなく湿度を下げるために乾燥機能が付いており、かつ暖房機で冬の浴室内の温度を調整出来るように浴室乾燥換気暖房機がおススメです。24時間換気が出来るため、安定した湿度と温度を保てますし、ランドリーパイプを設置すれば衣類乾燥機として部屋干しもできます。

★浴室乾燥換気暖房機設置:10~50万円 機種や機能によって本体価格が異なります。

■在来工法よりシステムバス

現在在来工法のお風呂であれば、システムバスに入れ替えることで、気密性が高まり結露を防いでくれたり、タイルやモルタル壁に比べ水はけの良い床や壁パネルによって湿度を下げてくれたりするので、一般的にカビの発生しにくい環境になります。

★在来工法からシステムバスへの入れ替え:70~160万円

●防カビアイテムを選ぶ

システムバスに入れ替える場合は、特にカビの発生を抑えることを重視したアイテムを選ぶことも効果的です。TOTOではほっカラリ床、リクシルではキレイサーモフロアなど、水はけが良いような凹凸が表面に施されていたり、水垢やカビが付きにくい表面処理がほどこされていたりします。壁パネルや浴槽、カビが発生しやすい扉などにも各メーカーがオリジナルで防カビアイテムを取り入れています。既にシステムバスのお宅でも、オプションでの部分的な取替えや、劣化等でリフォームするタイミングで、防カビアイテムを取り入れたグレードのシステムバスの導入を検討すてみると良いかもしれません。

★システムバスの入れ替え:50120万円

 

日頃のお手入れも勿論大事!

「リフォームしたのにカビました!」「やっぱり掃除は必要だった!」という声も残念ながら聞かれます。しかし、カビにくいお風呂や、掃除がラクなお風呂はあっても1度も掃除をしなくて良いお風呂は今のところない、ということを覚えておく必要もあります。

勿論、在来工法のお風呂よりはカビにくくなったり、掃除の手間が省けるようになったりするかもしれませんが、せっかくリフォームしてキレイになったのであれば、その環境を保つ努力も必要です。そして、その日頃のお手入れをしてこそ、メーカーがうたっている耐用年数の期間までキレイな状態でお風呂を使えることになっているのです。

特に効果的なお手入れの方法は以下の通りです。

 

1.入浴後は浴槽のお湯を捨て、壁や床に50℃のお湯をシャワーでかけ流す。

浴室の湿度を下げるために、入浴後の湯船は出来るだけ早く空にしましょう。そして50の熱いシャワーをかけ流すことによってカビ菌を死滅させることが可能です。カビの栄養素である皮脂や石鹸カスを洗い流すことにもなります。

 

2.水シャワーで浴室内の温度を下げる。

50℃のお湯をかけたままになっていると、浴室内の温度は高いままです。必ず冷たいシャワーを壁や床にかけ流すことによって浴室内の温度を下げカビの発生を防ぎましょう。

 

3.浴室内の水分を拭き取る。

浴室内に水をかけ流すことで温度を下げることは出来たとしても、そのままにしていると湿度は高いままです。浴室乾燥換気扇によって湿気を取りましょう。しかし、もっと確実に早く湿度を下げる方法は壁や床の水分を拭き取ることです。水滴を拭き取ったうえで浴室乾燥換気扇を回しておけば、いっそうカビの繁殖を食い止めることが可能です。

 

4.浴室内に物を沢山置かない

加えて、浴室内には出来るだけ物を置かないようにしておきましょう。シャンプーラックやバスチェアーなど床に接する物は、どうしても設置面に水分が残りやすく水垢などの原因となります。余計な物を置かないことや、設置面を減らすために、入浴後は吊り下げておくなど通気性の良い状態にしておくこともカビを防ぐ点で良い方法です。

まとめ

お風呂を使うと必然的にカビが発生しやすい気温20~30℃、湿度60%以上になってしまいます。しかし、カビの発生しやすい環境を生み出す原因があればリフォームによって改善することが出来ます。カビが発生する原因をしっかり突き止められるリフォーム業者を相見積もりによって選び、原因に対応したリフォームを行いましょう。

リフォーム内容

リフォーム費用

プロによる掃除

1.53万円(他の工事でも必要な手順)

防カビコーティング・防カビ塗装

(塗装とコーティングの組み合わせがベスト)

コーティング:36万円

塗装:712万円

水はけの良い素材にする

(タイルよりパネル)

フィルム・パネルの上貼り:315万円

タイルからパネルへ張り替え:1518万円

断熱材を入れる

天井裏:48千円/㎡

浴室換気乾燥暖房機を設置

1050万円(機器や機能によって価格差がある)

システムバスを導入

(防カビアイテムを積極的に選ぶ)

在来からシステムバス:70160万円

システムバスからシステムバス:50120万円

 

リフォームでキレイなお風呂になった後も、日頃のお手入れを心がけましょう。50℃のお湯でカビ菌を死滅させて、冷水で繁殖を防ぎ、水分を拭き取り換気扇を付けること、物を置きすぎないことによってカビの無いキレイなお風呂を保つことが可能です。お風呂リフォームカビの発生しにくいお風呂手に入れましょう!

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お風呂リフォームにかかる費用と相場を詳しく解説!

お風呂を新しくしたいというとき、相場が分からず困っていませんか?お風呂リフォームかかる費用は業者によって大きく異なるので、どの金額が適正なのかわかりづらいところがあります。

実際、リフォーム前のお風呂の状態によって費用が変わるので、おおまかな金額での表示となっています。ここでは、お風呂の種類によってかかる費用を具体的に紹介していきます。

水回りの修理やリフォーム、考えていますか?

お風呂やトイレが部屋ごとについていて、海外の大きな家は毎日お掃除が大変…そんなセレブな暮らしでなく日本によくあるサイズの戸建てやマンションであっても、或いは学生向けの小さなアパートサイズの部屋であっても、「生活のために水を使う場所」である「水回り」は1箇所だけではありませんよね。傷む速度や壊れるタイミングは使う頻度や用途によっても違います。ほとんど使わない場所にあって見た目はキレイでも、金属やゴム素材などのパーツを中心にそれなりに劣化していきます。「どこかを修理するとまたすぐに別の箇所が壊れる」という話をよく聞きますが、笑い話ではありません。その都度業者さんを探して修理の依頼をし、その日は家に待機していることになるなど、面倒な手間がかかって大変です。1回の出費は少なく済むかもしれませんが、実はとっても不経済なのです。


お風呂のリフォームするときの成功ポイント

新築で家を建てた場合であっても、外観と同じようにだんだんと家の中も劣化していきます。特に水回りの劣化は放っておくと、後々致命的なトラブルになる可能性が高いので、お住まいが15年くらいであれば、そろそろメンテナンスが必要な、或いは心配な時期といえます。水回りの劣化の程度はその家に暮らす人数や生活のリズムなど、使用頻度にも影響を受けるので、大家族が生活していれば通常よりも早い速度で傷みがでてきます。